レンタル819西宮 [330] 図で説明 どの免許証でどの車両が乗れるのか?


大型二輪MT免許を持っている人は、全てのバイクに乗ることができるので迷わないと思います。バイクの免許には大きく分けて、大型二輪免許(排気量無制限)普通二輪免許(400cc以下)、小型限定普通二輪免許(125cc以下)、原付免許(50cc以下)に分かれています。2025年4月から原付免許で、出力の制限した125cc以下のバイクに乗れるようになりました。(参考 記事を読んで下さい)
運転免許証には、AT限定免許があり、オートマチック車(スクーターのようにクラッチレバーがない車両)のみを運転できる免許証です。
AT限定免許では、クラッチ操作を行うバイクに乗ることはできません。オートマッチ車限定を限定解除したのが、MT免許です。MT免許を保有しているとクラッチレバー操作を必要とするバイクに乗ることができます。
ちなみにハーレーダビッドソンから販売されている、トライクモデル(前輪1輪、後輪2輪)には、普通MT免許で運転することができます。注意して欲しいのは、大型二輪免許を保有していれば大型バイクに乗ることができても、トライクを運転するには、普通MT免許が必要になりますので、普通AT免許+大型二輪MT免許を保有していても、トライクの運転はできません。
これからバイクの免許を取得することを検討している方には、是非大型二輪免許(MT)の取得をおすすめします。
排気量、AT車に制限されず、全ての二輪車に乗ることができるからです。

本日のおすすめのバイクは
おすすめはハスクバーナ スヴァルトピレン401です。今回は運転免許証について説明をしましたが、普通二輪免許証では、400cc以下のバイクにしか乗ることができません。スヴァルトピレン401という名称ですので、排気量が401ccと思うかも知れませんが、スヴァルトピレン401の排気量は 398ccですので、普通二輪免許で運転することができます。
スヴァルトピレン401の特徴は、KTM 390DUKEを基本に製作されたバイクでエンジンや至る部品も共通部品を使用しています。390DUKEはオンロードタイプのバイクで、スヴァルトピレンはスクランンブラーモデルです。スポークホイールにブロックタイヤが標準装備されています。スヴァルトピレンとは、スウェーデン語で「黒い矢」を意味します。スクランブラーモデルのスヴァルトピレンとは別にスポーツネイキッドモデルがありますが、こちらはヴィットピレンという名称で、スウェーデン語で「白い矢」を意味します。是非一度スヴァルトピレン401に乗ってみて下さい。

ハーレーダビッドソンにトライクモデルがありますので、トライクモデルについて簡単に説明したいと思います。レンタル819西宮では、トライクのレンタルバイクを用意することも検討しました。二輪免許ではなく、普通MT免許(四輪免許)で乗るメリットがあるからです。今回検討を見送ったのは、一言で危険だからです。弊社グループ店のハーレーダビッドソン須磨(大阪)でトライクの試乗車をご用意している時がありますが、トライクを試乗する際には、ヘルメットとバイク用のエアーバッグの着用をお願いしています。運転に慣れない人がトライクを運転すると事故を起こす可能性が高いと考えます
ではどんな時に事故を起こす可能性が高いか
- プッシュアンダーになる可能性が非常に高いです。高速道路の料金所から本線に行くまでにぐるっとコーナーを走らないといけない道路がたまにあります。トライクはフロントは一輪、後輪は二輪のモデルです。そこでアクセルの開けすぎるとフロントタイヤがリア駆動に負けて、前輪が思うように曲がらず外に膨らんで外壁に衝突する可能性が高いです。
- トライクは、車両法だと二輪扱いですが、道路交通法では、四輪扱いになりますので、トライク走行時にヘルメット着用義務はありません。バイクに乗っていると、目にゴミが入ったり、虫や石も飛んできますのでバイクのシールドやヘルメットシールドが目を守ってくれますが、普段バイクの乗らない人がトライクに乗るとヘルメット着用をしないことがありますので、事故が発生した場合は大怪我をします。
- 強い横G(重力)。バイクはコーナーで車体を傾けてコーナーを走りますが、トライクは傾きません。フロントのハンドルを切ってコーナーを曲がりますが、後輪の力でバイクは前進して、ハンドルでコーナーを曲がりますので横Gが非常に強いです。かなりの力でハンドルをコントロールする必要があります。
- 急な登り坂。一度体験したことがありますが、トライクの乗って梅田の地下駐車場から1階に出る際に、アクセルを開けて勢い良く坂道を上った時にフロントが軽く浮くというか、ハンドルが突然軽くなりました。登り坂で加速しているので、前輪と後輪の重量配分が変わり、フロントタイヤと路面の設置が弱くなると、ハンドルが全く利かないことがあります。フロントの比重が軽く感じている時はフロントブレーキもあまり意味がないです。とっさにアクセルを戻して、リアブレーキで減速したので問題はなかったですが、慌ててしまうと取り返しがつかなくなります。
ではトライクは危険な乗り物なのか? ゆっくりと時間を掛け、運転を繰り返しているうちに運転は上達するので安全に運転することはできます。ただしレンタルバイクになると1日で運転が上達しないので、レンタルバイクの導入には前向きに検討ができませんでした。
バイクに転倒しない装置、外部から体を守る装置などをつけていくと、四輪車になります。
バイクは、昔だと馬に乗って、走っているようなものです。
危険はありますが、安全を考慮すれば楽しい乗り物ですので、バイクを楽しんで下さい。